信長の棺 (文春文庫)の感想

信長の棺 (文春文庫)の感想あーりーの読書日記信長の棺〈上〉 (文春文庫) 信長の棺〈下〉 (文春文庫)

織田信長の家臣・太田牛一が「本能寺の変」の謎を解明していく歴史ミステリー小説です。太田牛一は、織田信長の生涯を記録した『信長公記』の著者として有名です。

『信長公記』が書かれた経緯と、「本能寺の変」の解明が物語の2大軸です。

 

織田信長は本能寺で自害したと言われています。でも遺体は見つかっていません。それはなぜなのか。

明智光秀はなぜ戦勝祈願の連歌を詠んだのか。

「本能寺の変」の直後、羽柴秀吉は急きょ敵と講和の話をまとめ、信長のかたきを討つために、奇跡的なスピードで京都に引き返します。中国大返しです。秀吉にはなぜそれが可能だったのか。

太田牛一の活躍によって「本能寺の変」の黒幕があきらかになり、信長の遺体の場所もわかってきます。

本能寺の変の黒幕には、皇室説や将軍説や家康説などいろいろあります。この小説でとくに新しい説が取られているわけではありませんが、信長の亡くなり方の真相や遺体の行方の描かれ方が衝撃的で、悲しくて。読み終えてからもうずいぶん経った今でも、思い出すと胸にぽっかり空洞ができたようなしくしくした痛みを感じます。

信長の棺〈上〉 (文春文庫)
信長の棺〈下〉 (文春文庫)

あーりー

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